下肢静脈瘤は、遺伝的素因や長時間の立位などの負荷によって下肢静脈の弁機能不全が生じ、静脈血の逆流・うっ滞を来すことで静脈が瘤状に拡張する疾患です。本疾患の歴史は古く、紀元前1550年頃のエーベルス・パピルスに「蛇状の拡張物」として既に記載があります。



命に直接関わる疾患ではないため、軽症例には生活指導、弾性ストッキング着用など保存的治療が行われます。
病変静脈に対しレーザー、高周波等による焼灼術や医療用グルー注入など、低侵襲な血管内治療が標準化されています。当院では保険適用の1470nmレーザーを採用しています。
拡張静脈を局所麻酔下、小切開より抜去する手技です。
鼠径部切開後、逆流静脈を同定・結紮切離します。
ワイヤーを用い逆流静脈全体を抜去する術式で、出血や神経損傷等合併症を伴いやすく、近年施行頻度は減少傾向です。
側枝型・網目状・クモの巣状など軽症型に対する適応となります。
下肢静脈瘤自体は生命予後に大きく影響しません。また下肢静脈瘤は深部静脈血栓症(DVT)のリスク因子とされるものの、日本国内での年間発生率は10万人あたり約12例(0.012%)と低率であり、主に入院・術後患者さんに多くみられます。よって、手術適応は症状緩和や皮膚症状改善目的に限定されます。治療内容についてご不明点があれば、ご遠慮なくご相談ください。
予約制となっておりますので受診希望の際は、お電話またはメールにてご予約いただきたく存じます。
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