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2021.10.16 保険診療

内科

脂質異常症

以前は高コレステロール血症や高脂血症と言われており、その方が馴染みがある方が多いかと思います。

血液の中の脂質成分には、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)、HDLコレステロール(善玉コレステロール)、中性脂肪(トリグリセリド)があります。最近ではこのLDLコレステロールをHDLコレステロールで割ったL/H比が重要であることがわかってきました。

例えば、LDLコレステロールが正常範囲でも、HDLコレステロールが極端に低い場合は動脈硬化が進んでしまうということが判明しています。
そのため、最近ではこのバランスが崩れた状態の総称を脂質異常症と定義づけています。

L/H比 血管の状態
1.5未満 きれいな状態
2.0以上 コレステロールの蓄積が増え、動脈硬化が進む
2.5以上 コレステロールの塊が崩れて、心筋梗塞・脳梗塞のリスクが高くなる

 

糖尿病

通常食事をすると、血液中の血糖値が上昇し、膵臓からインスリンというホルモンが分泌され、血糖値を下げるように働きます。

糖尿病とはこのインスリンがうまく作用できず、高血糖の状態が続くことをいいます。
空腹時血糖126mg/dl以上、食後2時間後血糖200mg/dl以上、随時血糖(任意の時間帯に採取した血糖値)200mg/dl以上、HbA1c 6.5%以上の時は糖尿病の疑いがあります。
HbA1cは過去1~2か月の血糖の推移を反映しており、これで糖尿病のコントロールの良し悪しを判断します。

また、糖尿病には1型と2型があります。

1型糖尿病


1型糖尿病はこのインスリン分泌作用が生まれつき弱かったり、自己免疫により自分の膵臓を自分で攻撃してしまうためインスリン分泌ができなくなる病態で、通常小児~青年期に多く発症します。

2型糖尿病


一方で2型糖尿病は、生活習慣病に大きく関わっており、いわゆる肥満体形の方に多く、大多数の方はこの2型になります。

この糖尿病も放置すると3大合併症を発症します。

  1. 神経障害→手足のしびれなど
  2. 腎臓機能障害→進行すると透析
  3. 網膜障害→進行すると失明

※口渇が強く、水をたくさん飲みたくなるなどの症状が出現した場合は糖尿病の疑いがあるため、早めに受診をしましょう。

この高血圧、脂質異常症、糖尿病に加えて、喫煙習慣・肥満体形・運動不足など様々な因子が作用し動脈硬化が進みます。

動脈硬化が進行すると心筋梗塞や脳梗塞、閉塞性動脈硬化症などを発症し、私たちの日常生活動作(ADL: Activities of Daily Living)の低下に大きく関与してきます。
当院ではこれらの発症を未然に防ぐように日々、診察や投薬をするように心掛けています。

また甲状腺疾患(甲状腺機能亢進症、甲状腺機能低下症など)や、消化器疾患(急性腹症、下痢、便秘症など)、高尿酸血症(痛風)、尿路感染症(腎盂腎炎・膀胱炎)、感冒用(風邪)症状、不眠症などの一般内科にも対応しております。また尿素呼気試験によるピロリ菌検査も行っております。

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